冬は一年の締めくくり。お世話になった方への感謝の贈り物や新年のご挨拶にお手土産を持っていくことも多いはず。
そんな時は冬ならではのフルーツギフトはいかがでしょうか?今回は冬に心温まる、もらって嬉しい果物をランキング形式で紹介します。
目次
冬にもらって嬉しい果物ランキング5選
初めに、冬にもらって嬉しい果物のランキングを発表します。
順位 | おすすめポイント |
---|---|
1位 温州みかん | ・こじんまりしたオレンジ色の見た目とシトラスの香り ・みずみずしい甘さと程よい酸味 ・果皮を手で剥きやすい |
2位 りんご | ・真っ赤な果皮とツヤのある見た目 ・シャクシャクの歯ざわりとさわやかな甘味 ・調理して食べるとまた違った美味しさ |
3位 いちご | ・赤の色彩が鮮やか ・ヘタを取るだけで食べられる ・肉厚の果肉感と甘さによる食味の良さ |
4位 柑橘 | ・黄色やオレンジ色の鮮やかな色彩 ・ぷりぷりでジューシーな果肉 ・時期ごとに異なる種類の味わいを楽しめる |
5位 干し柿 | ・白い粉に包まれた果実の上品な見た目 ・濃厚な甘さとずっしりと噛み応えのある果肉感 ・皮を剥く必要が無くそのまま食べられる |
冬に楽しめる果物ばかりですね。ここからはそれぞれの果物について紹介します。
1位 温州みかん
- 流通時期:9月~2月頃
- 主な生産地:和歌山県、愛媛県、静岡県
冬にコタツでみかん、定番ですよね。皮を手で剥いて食べられる簡単さと甘味と酸味のバランスの良さから贈り物として人気の果物です。
分類 | 時期 | 特徴 |
---|---|---|
極早生 | 9~10月頃 | 果皮は薄く表面は緑~黄色、酸味が強いものが多い |
早生 | 10~11月頃 | 果皮や薄皮が薄く、糖度と酸度のバランス良好でコクのある甘さ |
中生 | 11~12月頃 | 薄皮がやや厚くなり、甘味が強くなり酸味は抑えめ |
晩生 | 12~2月頃 | 果皮が厚く日持ちしやすい、濃厚な甘味 |
通常みかんと呼ばれているものは温州みかんのことであり、時期ごとに極早生⇒早生⇒中生(普通)⇒晩生という分類の品種に移っていきます。
味っ子や出島の華など、甘さやうまみにこだわったブランドみかんはギフト用として最適です。
2位 りんご
- 流通時期:通年(旬は9月~1月頃)
- 主な生産地:青森県、長野県、岩手県
りんごは甘さと酸味を兼ね備えた冬を代表する果物の一つ。歯触りの良い食感とみずみずしい果肉を堪能できます。
赤いりんごの代表であるふじは、味や貯蔵性などの様々な面で優れた品種。その中でもサンふじは果実に袋掛けをせずに生育したものであり、害虫対策や色ムラが起きないように管理するのが大変な一方で、太陽の光を存分に浴びるため果皮が鮮やかに色づき甘くなりやすいです。
王林は青りんごの女王とも呼ばれ、さわやかな香りとやや硬めの食感、程よい甘さを味わうことができるため人気の品種です。
他にも酸味が特徴的で料理に適した紅玉や、色づきの差を利用してクリスマス・正月・母の日の絵文字りんごが作られる陸奥など、さまざまな品種で味わいや見栄えなどを楽しめるので贈答品としても好まれます。
3位 いちご
- 流通時期:12月~5月頃
- 主な生産地:栃木県、福岡県、熊本県
冬のイベントとして訪れるクリスマス。白いショートケーキを彩る真っ赤ないちごに目を輝かせることも多いはず。いちごはハウス栽培によって冬の時期にも少量ですが販売されています。
いちごはヘタを取るだけで食べられる簡単さと映える赤色がきれいでプレゼントにおすすめの果物です。最近は淡雪などの白い苺も流通しており、紅白のコントラストでお祝い事にぴったりなかわいいギフトとして喜ばれます。
また、有名なとちおとめやあまおうだけでなく、スカイベリーやとちあいか等、味や香りにこだわった新しい品種も次々に改良されています。
4位 柑橘(紅まどんな、不知火など)
- 流通時期:11月~3月頃(品種による)
- 主な生産地:愛媛県、和歌山県、熊本県
冬には温州ミカン以外にも様々な柑橘が旬を迎え、黄色やオレンジ色の鮮やかな見た目やその果汁たっぷりの果肉を楽しめます。
紅まどんなは愛媛県オリジナル品種で12月頃限定で現れる柑橘です。ゼリーのようなぷりぷりの果肉からあふれる甘い果汁と香りを堪能できます。果皮や薄皮はどちらも薄く、種もなく食べやすいためギフトとして好まれます。
不知火は熊本県が主に生産しているごつごつの果皮とデコが特徴の柑橘であり、その中でも一定の糖度・酸度等の基準をクリアしたものをデコポンとしてブランド化しています。1~2月に収穫された後、2,3週間の貯蔵により酸味が抜けてから流通。そのコクのある甘味と見た目のインパクトがプレゼントに最適です。
他にもとろりとした食感に濃厚な味わいのせとかや、皮ごと食べて甘さと特有の苦味や酸味を楽しめる金柑など、時期によってさまざまな味わいの柑橘を贈ることができます。
5位 干し柿
- 流通時期:11月~3月
- 主な生産地:長野県、福島県、山梨県
干し柿は濃厚な甘さと皮を剥く必要が無いため手間がかからず簡単に食べやすいギフトとしておすすめです。
干し柿にはあんぽ柿と枯露柿の2種類があり、硫黄燻蒸の工程を経て水分量が50%以上の干し柿をあんぽ柿、水分量が25~30%まで乾燥させたものを枯露柿といいます。
あんぽ柿は濃い甘さのみではなくふっくらとした肉厚の歯ざわりやとろとろの舌触りを堪能できます。枯露柿は糖分が表面に浮き出て白く覆われており、ねっとりとした甘さとずっしりとした噛み応えを楽しむことができます。
干し柿は甘柿よりも糖度の高い渋柿を使用しており、生では渋すぎて食べられない渋柿も乾燥させる工程で渋が抜けて甘く食べやすい干し柿になります。
果物を贈る上で注目するポイントは?
どれも素敵なフルーツだけど、どうやって選ぼうかな??
それぞれの果物に魅力があって決めるのを迷いますよね。
そんな方に向けて、見た目や味などのもらって嬉しいポイントを紹介します。
・簡単に食べやすい(皮のまま食べられる、手で皮を剥ける)
・一人でも多人数でも食べやすい
・日持ちがしやすい
・食べ頃がわかりやすい
・赤やピンク、オレンジなどの色彩豊かな果皮
・サイズや形による見栄えの良さ
・切った後の断面の綺麗さ
・桐箱や化粧箱などの容器や包装のおしゃれさ
・食べたときに口全体に広がる甘さ
・甘さを引き立てる程よい酸味
・そばにいるだけでわかる、または切った時に漂う豊潤な香り
・季節限定(または一番味が美味しくなる旬のタイミング)
・産地限定
・特定の条件をクリアした果物に与えられるブランド
・特殊な栽培方法
果物には様々な長所があり、相手が喜んでくれる場面を想像して贈る果物を考えましょう。
お歳暮とは?熨斗紙はどんな内容?
お歳暮は、年の瀬にお世話になっている方へ一年の感謝の気持ちを込めた贈り物であり、時期によって熨斗紙の内容が変わります。
熨斗紙とは贈答品の表面にかける紙のことで、中央の水引の上部にお歳暮などの表書き、下部に送り主の氏名を表記します
表書き | 時期 |
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お歳暮 | 12月初旬~12月20日頃まで |
お年賀 | 1月1日~1月7日頃まで |
寒中見舞い (寒中お伺い) | 1月8日頃~立春(2月4日頃)まで |
12月末まではお歳暮として贈ることができますが、年の瀬は帰省などで受け取れない可能性があるので12月20日頃までに贈るのが無難です。(正月に食べる生ものなどは年末の方が好まれます)
相手への心遣いとして、適した時期の熨斗紙を付けた贈り物を用意しましょう。
果物のプレゼント選びで一番大切な事は?
果物は色も味も種類も様々、人の好みもたくさんあります。
そんな中で相手に喜んでもらうには、やはり贈る相手について知ることが一番大切です。
どんなに高品質でおいしい果物でも相手が苦手な果物だった場合は気分を害してしまいますし、ましてやその果物のアレルギーを持っていたら目も当てられません。
相手の好き嫌いや食べる場面を考えつつ、一番感動してもらえるプレゼントを用意しましょう!
冬の果物で心温まるプレゼントはいかが?
今回は冬にもらって嬉しい果物についてご紹介しました。
これで自分へのご褒美や大切な人へのプレゼントに美味しい旬の果物を選べますね。
寒い季節に心温まるフルーツギフトの参考にしてみてください。
この記事が参考になれば嬉しいです!
この季節に喜ばれるギフトって何かあったかな?