夏の果物といえばスイカですよね。
あのみずみずしい果実を贅沢にむさぼりかぶりつきたいと思う方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたに向けて今回はスイカをおいしく、そして楽しく食べる方法を紹介いたします。
おいしいスイカの選び方
まず初めに、美味しいスイカを選ぶポイントを知ることが重要です。
また、スイカのお尻の茶色い部分(花の跡)が大きくなるにつれて食べ頃になります。食べるまでの日数によって鮮度の参考になります。
大玉スイカはずっしりと重さがあるので手に取る際は注意しましょう。
また、叩いた時の音の高さも熟度の判断材料と言われてますが、聞き分けが難しい上に売り場の品物を叩くのはマナー違反なのでお勧めできません。
スイカのおいしい食べ方
ここでは基本となるスイカのおいしい食べ方を紹介します。
- 生食(保存方法)
- ジュース
- 冷凍
そのまま食べるだけでなく冷凍やジュースにしてもおいしくいただけますので、それぞれ紹介いたします。
①生食(そのまま生で食べる)
スイカのみずみずしさを感じられるのはそのままかぶりつくのが一番人気です。
お好みで塩をかけることで、しょっぱさが甘さを際立たせてよりコクのある甘味を感じることができます。
中心部分が一番甘い部分なので切り分ける時は中心から方針状に切り分けると平等においしく食べられます。
- 丸ごとの時は冷暗所で保存
- カットものはラップで包んで冷蔵庫で保存
スイカを冷蔵保存する際は冷やしすぎると甘さを感じにくくなります。また、カットしてあるものは傷みやすいので早めに召し上がりましょう。
②ジュース
水分量が多いので果肉をそのままを潰す、もしくはミキサーにかけるだけでそのまま甘いジュースを作ることができます。
切ったりつぶした状態の果肉は傷みやすいので、ジュースにしたら早めに召し上がるようにしましょう。
③冷凍
- 鮮度を保って長期保存できるので、生食で食べきれない時の対処法となる。
- 潰して冷凍保存する場合、丸い形状よりもかさばらない。
カットして冷凍させることでシャーベットのような味わいを楽しむことができます。また、皮を切り落とし果肉のみの状態で潰して冷凍しておけばスムージーにして食べられます。
生の状態よりも日持ちしやすく食感や味わいの変化を楽しめるので、食べきれない時や味を変えて食べたい時におすすめです。
スイカの楽しい食べ方
続いて、もっとスイカを楽しめる一風変わった食べ方を紹介いたします。
- スイカ割り
- フルーツポンチ
スイカ割りのようにみんなで一緒に楽しめる遊びやフルーツポンチのように見栄えの良いデザートとして食べられます。
スイカ割り
夏の風物詩ともいわれるスイカ割りは家族でスイカを楽しむ定番のイベントですよね。
まずはスイカ割りで使う道具を準備しましょう。
- スイカ
- 硬く長い棒
- 目隠し用のタオルかハチマキ
- スイカの下に敷けるビニールシートや新聞紙など
続いてスイカ割りのやり方をお伝えします。
- スイカを置き、そこから一定の位置で目隠しをして3回転してからスタート
- 周りの声掛けを聴きながらスイカに向かって前進
- 近くまで来たら向きを調整し棒を振る
- スイカが割れなかったら交代
スイカと道具さえあれば簡単に行えるので、暑い夏の思い出作りにやってみましょう。
フルーツポンチ
スイカの中身をくりぬいて器として利用できます。
他の果物を一口サイズに切って詰め込み、炭酸飲料を注ぎ込めばカラフルなフルーツポンチの出来上がりです。
スイカをくりぬく手間はかかりますが、見栄えの良いデザートとしておすすめです。
スイカの産地や品種おすすめ
続いて、スイカの産地や品種について紹介いたします。
主要産地
都道府県別スイカ収穫量 【出典:農林水産省 作物統計調査 令和3年産出荷統計】
スイカの主要産地は熊本県・千葉県・山形県の順であり、熊本県は4~5月、千葉県は5~7月、山形県は7~8月頃が旬となっています。
秋以降も高知県や沖縄県などで生産されているためほぼ周年通して流通しています。
また、その中でも小玉スイカは4~8月頃が旬であり、茨城県が主要産地です。
品種紹介
スイカの品種には下記のようなものがあります。
- 祭りばやし
- でんすけすいか
- ピノ・ガール(小玉すいか)
- ルナ・ピエナ
一般的な緑と黒の縞模様の大きいスイカだけではなく、黒いスイカや食べやすい小玉スイカの品種がありますのでそれぞれ紹介いたします。
祭りばやし
大玉スイカの品種として多く栽培されている祭りばやしはコクのある甘味とぎっしり詰まったシャリシャリの食感を贅沢に味わうことができます。
その中でも祭りばやし777は食味に優れ、果皮が薄く果肉が多いので大玉スイカのおいしさを存分に楽しめる品種として各地で生産されています。
でんすけすいか
北海道当麻町の高級スイカとして知られるでんすけすいかは見た目の黒いインパクトとキメの細かいザクザクの食感が楽しめるスイカです。
一つの苗から厳選して育てられ、出荷時には糖度・大きさ・空洞の有無などをセンサーで測りJAの基準をクリアしているので特別な贈り物としても適しています。
ピノ・ガール(小玉スイカ)
小玉スイカは品種改良によって小さいサイズを特徴として生産されているスイカであり、ピノ・ガールやひとめぼれなど様々な品種が栽培されています。
糖度が高く爽やかな甘さが口全体に広がり、果皮がとても薄いので可食部が多いのがメリット。
また、ピノ・ガールはマイクロシードと呼ばれるように種子が小さく、種ごと食べられるスイカとして話題になりました。
ルナ・ピエナ
ブランドすいかとして販売されている温室栽培のルナ・ピエナは高知県の農家5軒のみで取り扱っており、空中立体栽培というすいかでは珍しい栽培方法を用いています。
1つの苗につき1玉しか実らせず、一つずつ大切に育てられた高品質なすいかは贈答用におすすめです。
スイカに含まれる栄養素は?
スイカを良く食べるけど、体には良いのかな?
そんなあなたに向けて、スイカに含まれる栄養素について紹介いたします。
- カリウム(ミネラル)
- リコピン(カロテノイド)
- シトルリン(アミノ酸)
大量に含まれる水分の他にも、無機質のミネラルや機能性成分のカロテノイド、ウリ科特有のアミノ酸であるシトルリンなどが含まれています。
カリウム
- 細胞の浸透圧調整
- 血圧を下げる
- 筋肉の収縮や神経伝達に関与
スイカにはミネラルの一種であるカリウムが多く含まれており、ナトリウムを排出する作用があるため塩分の取りすぎを調節するのに役立ちます。
その他にも筋肉の収縮や神経伝達にも関係しています。
リコピン
- 動脈硬化の予防
- 老化&がんの予防
トマト等でよく耳にするリコピンはスイカにも多く含まれており、スイカの赤色に起因しているカロテノイド(機能性成分及び色素成分)です。
リコピンには強い抗酸化作用があり、老化や生活習慣病の原因となる活性酸素の発生を抑える作用があります。
シトルリン
- 血流改善
- 動脈硬化緩和
- 冷え性&むくみ予防
- 運動パフォーマンスの向上
シトルリンとはアミノ酸の一種で、スイカなどのウリ科の植物に多く含まれています。
シトルリンは一酸化窒素を生み出し、それにより血管を拡張させる作用から様々な効果が期待されています。
【まとめ】スイカを食べて暑い夏を楽しもう!
爽やかに甘くて水分補給に最適なスイカは暑い夏にぴったりでしたね。
夏の思い出を飾る1ページに楽しみが詰まった丸い果実はいかがでしょうか。
この記事が参考になれば嬉しいです。
暑くて衝動的にスイカを買ったけど、どうやって食べようかな