フルーツ×デトックスウォーターの作り方&楽しみ方!8種類以上のデトックスウォーターを筆者が実際に作成して紹介!

デトックスウォーターの作り方

健康のためには日々の水分補給は必要なものですが、無味無臭の水は飲みづらいと感じる方もいます。

無味無臭の水は飲みづらいけど、糖分を摂りすぎるのは嫌だ!

そんなあなたにはおしゃれに飲めるデトックスウォーターという選択肢はいかがでしょうか?

今回は果物を使った簡単に作れて飲みやすいデトックスウォーターの作り方やその楽しみ方について紹介します。

デトックスウォーターとは?

デトックスウォーターって何?

デトックスウォーターとは、ミネラルウォーターに果物や野菜等を漬けることによって作成する飲み物の総称です。

デトックス(detoxificationの略語)とは毒素や老廃物を体外に排出することを表し、ヘルシーな飲み物による習慣的な水分補給によってデトックスを促すことを目的としています。

カラフルな見た目のおしゃれさや健康志向の飲み物として注目されています。

デトックスウォーターの作り方

デトックスウォーターを作るのに必要なものは下記3種類です。

  • 容器
  • 果物や野菜、ハーブ類
  • ミネラルウォーター

デトックスウォーターの作り方はとても簡単で、好きな容器に切った果物などを入れてミネラルウォーターをそそぎ数時間置けば完成です。

切った果物は傷みやすいので基本的に冷蔵庫で保存し、なるべくお早めにお召し上がりください。

また、漬け終わった果物は味が残っていればそのまま食べてもさっぱり薄味で美味しいですし、味が抜けている場合はスムージージャムなどにして食べれば無駄なく美味しく消費できます。

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デトックスウォーターの作成例

デトックスウォーター

デトックスウォーターは色・香り・味・見た目など、様々な果物の組み合わせで出来栄えが変わり、いろんな風味のデトックスウォーターを楽しめます。

実際に筆者が作成したデトックスウォーターを紹介します。

色彩重視のデトックスウォーター

果物の色とりどりな見た目を活かすことでミネラルウォーターがおしゃれな飲み物に変身します。自分の好きな色で普段の飲料水に彩りを加えましょう。

今回は同系統の色合いとカラフルな色合いでデトックスウォーターを実際に作成しました。

同系色(赤色・黄色など)

赤と黄色のデトックスウォーター
色の種類果物の例
赤色いちご、りんご、赤肉グレープフルーツ、ラズベリー、ザクロなど
黄色レモン、ゴールドキウイ、パイナップルなど
橙色オレンジ、みかん、柿、パパイヤなど
緑色キウイ、ライム、メロン、シャインマスカットなど

似た系統の色を合わせることでシンプルかつ綺麗にデトックスウォーターを作れます。また、用意する果物が1種類だけで良いので、準備する材料のハードルが低いです。

カラフル

カラフルなデトックスウォーター

見栄え重視で、作る過程や写真映えする色とりどりな果物を楽しめます。酸味や苦味は主張しやすいので、雑味が多い果物は入れる分量に注意しましょう。

注意点
  • 様々な種類が必要(使わなかった残りや剥いた皮などの生ごみが増えます)
  • 風味や雑味が混ざって飲みづらくなる可能性があります

香り重視のデトックスウォーター

水に香りがつくだけでも飲みやすく感じることができます。果物はそれぞれに特徴的な香りがあり、その芳香で果物を感じながらデトックスウォーターを楽しみましょう。

ベリーやシトラス、ハーブなど香りに特徴のある材料を実際に使ってみました。

ベリー系の香り

いちごのデトックスウォーター
ベリー系の例
  • ストロベリー
  • ラズベリー
  • ブルーベリー
  • クランベリー

ベリー系の香りはほのかな甘さや甘酸っぱさを感じさせてくれます。また、ベリー系は包丁などで加工する手間がないので、そのまま使えて簡単というメリットがあります。

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シトラス系の香り

シトラスのデトックスウォーター
シトラス系の例
  • レモン
  • オレンジ
  • グレープフルーツ
  • 温州みかん

シトラスを使うことですっきり清涼感のある飲み物として楽しめます。果皮やアルベド(果皮近くの白い部分)は苦味を感じやすいので、味も楽しみたいのであれば果肉部分を重点的に入れるようにしましょう。

果物&ハーブ系の香り

ハーブのデトックスウォーター
ハーブ系の例
  • ミント
  • ローズマリー
  • バジル

ハーブを加えることで果物にはないスッとする香りのデトックスウォーターを作れます。気持ちを落ち着かせる飲み物として利用でき、果物とハーブの色合いが見栄えが良いです。

ローズマリーなど香りの強いハーブは少量でも十分効果がありますので、入れすぎには注意しましょう。

味重視のデトックスウォーター

少しの味がつくだけですっきりと飲みやすいデトックスウォーターになり、日常的な飲み物として飽きずに楽しめます。

今回は柑橘やりんご、ドライフルーツなどの味を感じられそうな果物で実際に作ってみました。

柑橘系のデトックスウォーター

柑橘のデトックスウォーター

オレンジのほんのりとした甘味やレモンのさっぱりな酸味、グレープフルーツ特有の苦味など、輪切りにすることで果肉・果皮部分から柑橘の味わいが水に染み込みやすくなります。

さっぱりと爽やかなデトックスウォーターになるので飲みやすいです。

果皮や白い部分(アルベド)を入れると苦味やえぐみなどの雑味が混ざりやすくなるので、入れすぎには注意しましょう。

りんごのデトックスウォーター

リンゴのデトックスウォーター

りんごのさっぱりな甘味が感じられ、雑味が少なく飲みやすいデトックスウォーターになります。赤い皮ごと利用することで見栄え良くデトックスウォーターを作成できます。

りんごは切った後すぐに変色しやすいので、完成したら早めに召し上がりましょう。

フォンダンウォーター(ドライフルーツ)

ドライフルーツのデトックスウォーター

フォンダンウォーターとはドライフルーツを水や炭酸水に漬けた韓国発祥の飲み物です。

水分を乾燥させてできたドライフルーツは味が凝縮されており、無添加のものでも生の果物より甘さや甘酸っぱさが水に染み込みやすいです。

今回使用したドライフルーツ
  • クランベリー
  • アプリコット(あんず)
  • レーズン
  • イチジク

アプリコットやクランベリーからは甘酸っぱさ、レーズンやイチジクからは濃厚な甘さを感じる飲み物を作ることができます。

漬け終わった果物はほとんどが水っぽくて美味しくないですが、イチジクなど味の濃くて硬いものは食べやすい甘さや柔らかさになります。

デトックスウォーターの容器選び

果物を入れる容器にもさまざまな種類があり、その変化でまた違った見栄えを楽しめます。

ボトル・コップ・ピッチャーなど、場面や用途に合わせて容器を選べます。蓋のできる容器やみんなで分けられる容器で作ったデトックスウォーターを紹介します。

ボトル

果物のデトックスウォーター

フタがあるので冷蔵庫で保管しやすく持ち運びしやすいです。サイズや形、材質を変えるだけで様々な見栄えのデトックスウォーターを楽しめます。

写真を撮りたい場合は果物を入れる向きや順番を意識して作りましょう。

コップ

コップのデトックスウォーター

口が広いので果物の出し入れが簡単です。取っ手のあるものやストローを使えばおしゃれな雰囲気を楽しめます。

ピッチャー&ドリンクサーバー

ピッチャーのデトックスウォーター

ピッチャーやドリンクサーバーにすることで、大人数に提供することが可能です。果物を大きく輪切りにしたり大きい塊で使えるので見栄えの良いデトックスウォーターを作れます。

デトックスウォーターのメリット&デメリット

デトックスウォーターを作る上でのメリットとデメリットを紹介します。

メリット
  • 香りや味がついて飲みやすい水になる
  • 添加物不使用
  • カラフルな見た目を楽しめる
  • 簡単に作れる
  • ジューサーなどを使わないので洗い物の手間が少ない
ずい

見た目が良いですし、種類によってはさっぱりと飲みやすかったです!

デメリット
  • 普段の飲み物にするにはお金がかかる
  • 水に漬けた果物は傷みやすいので早めに消費する必要がある
  • 雑味が入りやすく、飲みにくい水ができる可能性がある
ずい

見栄え重視でハーブを多めに入れたら、香りが強烈で飲みにくかったです。

金銭面のコストはかかりますが、添加物が気になる方や見栄えの良い飲み物を自分で作りたい人にデトックスウォーターはおすすめです。

デトックスウォーターで溶け出る栄養素は?

溶け出る栄養素はどんなもの??

試しに作ってみたけど、どんな成分が溶け出てるんだろう?

果物にはビタミン、ミネラル、食物繊維などが含まれており、その中でも水溶性の栄養素は以下のようなものがあります。

  • ビタミンC
  • ビタミンB群
  • カリウム
  • ペクチン
  • 有機酸(クエン酸、リンゴ酸、酒石酸など)

それぞれの特徴について説明いたします。

ビタミンC

生理作用など
  • コラーゲンの生成と保持
  • 抗酸化作用(活性酸素を抑制)
  • 鉄分(ヘム鉄,非ヘム鉄)の吸収率を高める
  • ストレスに抵抗する「副腎皮質ホルモン」の生成補助

ビタミンCは別名アスコルビン酸の水溶性ビタミンであり、柑橘類・キウイフルーツ・イチゴなどの様々な果物・野菜に含まれている栄養素です。

コラーゲンの生成や鉄分の吸収に関与することに加えて、抗酸化作用を持っており老化の元凶となる活性酸素を撃退することで免疫力を高める効果があります。

ビタミンB群

ビタミンB群生理作用
ビタミンB₂生体内の代謝関係の補酵素
ビタミンB₆アミノ酸代謝に関与する補酵素
葉酸造血作用に必要
DNA合成や細胞分裂に関与
成長や妊娠に関与

果物にはビタミンB群のビタミンB₂ビタミンB₆葉酸などを含有しており、アボカドや柑橘類、バナナなどに含まれています。

ビタミンB₂やビタミンB₆は様々な代謝に関係しており、葉酸は細胞分裂や赤血球の生成にも関与しています。

カリウム

生理作用など
  • 血圧を下げる
  • 筋肉の収縮や神経伝達に関与
  • 細胞の浸透圧調整

果物全般に含有されているミネラルの一つで、ドライフルーツに特に多く含まれています。カリウムにはナトリウムを排出する作用があり、塩分の取りすぎを調節するのに役立ちます。

ペクチン

生理作用など
  • 便秘や下痢の改善に関与
  • 糖尿病の予防(血糖値の上昇を抑える作用)
  • 動脈硬化や高血圧の予防(コレステロール値を下げる効果)

ペクチンは果物や野菜の細胞壁に存在している食物繊維であり、柑橘類やりんごなど多くの果物に含まれています。

食物繊維の特徴である腸内環境を整える作用だけでなく、水溶性のペクチンは血糖値の上昇抑制やコレステロール値を下げる効果があります。

有機酸

果物の例
  • リンゴ酸…リンゴ、サクランボなど
  • クエン酸…柑橘類など
  • 酒石酸…ぶどう
  • キナ酸…キウイフルーツ

果物の酸味はリンゴ酸やクエン酸、酒石酸などの有機酸によるものが主であり、乳酸の分解による疲労回復効果があると言われています。

果物の栄養素

デトックスウォーター作りで大切なこと

デトックスウォーターを作る上で意識しておく事は2つあります。

  • 見栄え、食味、費用、時間など何を重視するか
  • あくまで水分補給として考える

見栄え重視で作るのであれば時間や費用をかけて様々な果物を詰め込めばいいですし、短時間で作りたいのであればいちごやドライフルーツならば包丁を使わず簡単です。

自分自身がどう楽しみたいのかを明確にすることで、より自分好みのデトックスウォーターを作成することができます。

また、実際に果物からどれほど栄養成分が溶け出ているのかは不明であり、そもそも健康を意識するのであれば果物をそのまま食べたほうが直接栄養素を摂取できます。

あくまで日常の水分補給を目的として、おしゃれな見た目や香り・味の変化を楽しむようにしましょう。

フルーツ×デトックスウォーターを楽しもう!

今回は果物を使ったデトックスウォーターについて紹介しました。りんごやパイナップル、柑橘やキウイなど普段スーパーで購入できる果物でも充分デトックスウォーターを楽しめます。

フルーティーで華やかな水分補給を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

ずい

このブログが日常に彩りを加える参考になれば幸いです。

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ずい
「果物系男子の実りある人生」をご覧いただきありがとうございます。 果物が大好きで果物と共に生きてきた私が、果物で彩りのある生活を送る上で参考になる情報をお伝えします。 【経歴】明治大学農学部農学科卒 / 梅干メーカーの営業を経験 / 野菜ソムリエプロの資格取得 / 高級果物の販売業に5年間従事/野菜ソムリエ協会認定果物ソムリエ取得(2023年)