【2023年産】和梨の産地＆生産量ランキング！上位生産地で有名な品種について紹介！

幸水梨や南水梨など、梨はみずみずしい果汁を楽しめる果物。秋の果物売り場に並ぶ様々な産地の和梨を見て、このように思う方も多いはず。

梨はどこの都道府県で一番生産されているんだろう？

そう思ったあなたに向けて、和梨(日本なし)の生産量ランキングを紹介いたします。

和梨の都道府県別生産量ランキング

初めに、和梨の都道府県別生産量ランキングを発表いたします。

和梨の国内全体の生産量(令和5年産)は183,400tであり、上位7県で全体の半分以上生産されています。

生産地域は九州から東北まで幅広く、様々な都府県が和梨の産地となっています。

続いて、和梨の生産量上位3県の特徴とそこで生産されている和梨について紹介いたします。

千葉県が和梨の生産量トップです。

千葉県は海に囲まれた温暖な気候と、栄養分を保ちつつ排水性の良い火山灰土壌が多いことから梨の栽培適地となっています。

また、関東の消費地に近いため完熟に近い状態まで樹上で成熟させて収穫適期の新鮮な梨を提供できます。

収穫時期の異なる様々な品種を栽培し、かつ温暖な気候や簡易被覆栽培などの栽培技術により早期出荷が可能なことで、できる限り長い期間にわたって梨を生産しています。

主力品種は幸水や豊水であり、夏の暑い時期に収穫最盛期が来ているためみずみずしい果肉を存分に楽しめます。

また、千葉県で生産されるかおり梨は大玉の青梨品種であり、ざらざらの粗い舌触りやとても甘い味わいが特徴のおすすめ品種です。

銀座千疋屋

ポチップ

茨城県は豊かな土壌や水、そして昼夜の寒暖差が大きい気候が梨の栽培に適しています。

茨城県においても多くの品種を生産することで長い期間梨を流通させています。

その中でも恵水は大玉の赤梨品種でみずみずしい食感と深い甘味を感じられる茨城県のオリジナルブランド梨です。

また、幸水を通常よりも10日以上樹上で成熟させ、食べごろを厳しく見極めて収穫する下妻甘熟梨は県有数の梨生産地である下妻市で作られる希少なブランド梨としてPRされています。

栃木県においても県内各地で和梨の生産をしており、様々な品種で時期をずらしながら流通されています。

主力品種は幸水と豊水であり、全体の9割近くを占めているみずみずしくて甘い品種です。

また、栃木県で品種育成されたにっこりは大玉でしっかりとした甘さとジューシーさが特徴であり、味も香りも申し分ないおすすめの品種です。

産地や品種を意識すると、味や見た目を比較する楽しみも増えるね！

最後に、様々な国産果物の産地ランキングを紹介します。

果物の種類	1位	2位	3位
いちご	栃木	福岡	熊本
うめ	和歌山	群馬	福井
温州みかん	和歌山	愛媛	静岡
温州みかん (ハウス)	佐賀	愛知	大分
柿	和歌山	奈良	福岡
キウイ	愛媛	福岡	和歌山
栗	茨城	熊本	愛媛
さくらんぼ	山形	北海道	山梨
すいか	熊本	千葉	山形
梨(西洋梨)	山形	新潟	青森
梨(和梨)	千葉	茨城	栃木
びわ	長崎	千葉	香川鹿児島
ぶどう	山梨	長野	岡山
メロン	茨城	熊本	北海道
もも	山梨	福島	長野
りんご	青森	長野	岩手