フルーツは映える写真を撮りやすい題材であり、フルーツを綺麗に飾る加工方法としてフルーツカービングやフルーツカッティングがあります。
今回はフルーツカービングとフルーツカッティングの違いや、使用する道具や材料について解説します。
目次
フルーツカービングとフルーツカッティングの違い
フルーツカービングとフルーツカッティングの違いはフルーツを加工・調理する目的と使う道具です。
フルーツカービングはタイの伝統芸能であり、直訳で果物の彫刻を意味します。フルーツを鑑賞の目的で加工しており、カービングナイフ等を使用してスイカ・メロン・リンゴ等の表面が硬い果物を花のように美しく彫刻します。
フルーツカッティングは直訳で果物を切ることを意味します。フルーツを芸術的かつ食べやすく加工することを目的としており、刃の短いペティナイフ等を使用してリンゴ・イチゴ・キウイ等様々な果物を見栄え良くカットします。
どちらも果物とナイフ1本があればできるので、興味がある方は挑戦してみましょう!
使用する道具・フルーツを紹介
フルーツカービングやフルーツカッティングの道具やフルーツを紹介します。
フルーツカービングの道具・フルーツ
フルーツカービングには果物を彫りやすいカービングナイフを使用します。また、メロンやスイカ等の大きいサイズの果物をくりぬいて使う場合は、果物を丸く切り取れるくり抜きスプーンも使用します。
また、使用するフルーツは果皮の硬いものを使用しており、メロン・スイカ・リンゴ・オレンジ等、果皮と果肉の色の違いを利用しながら彫刻しています。
フルーツカッティングの道具・フルーツ
フルーツカッティングでは刃渡りが短めのペティナイフを使用します。果物の色合いや形にあわせてお皿や容器を用意すれば、見栄えの良い写真が撮りやすいです。
また、使用するフルーツはイチゴやキウイのような小さいものから、パイナップルのような大きいものまで様々なフルーツが使われています。
カービング・カッティングはどこで学べる?
フルーツカービングやフルーツカッティングは繊細で難しそうなイメージがあるかもしれませんが、初心者でも簡単なカット方法を学べば自宅でも趣味として楽しめます。
ここでは、カービングやカッティングを学べる方法を紹介します。
教室に参加する
フルーツカービングやフルーツカッティングの習得方法としておすすめなのは、講師に教えてもらう方法です。
教室・講座で直接教えてもらうことで、ナイフの動かし方を見せてもらいながら、自ら実践して作り方を覚えられます。
教室名 | 特徴 |
---|---|
フルーツアカデミー | カービングとカッティングそれぞれのコースがある。 修了後フルーツアーティストとして活動できる。 |
カラフルフルーツ | 果物の切り方・飾り方・ギフトラッピングまで教えてもらえる。 対面レッスンだけでなくオンラインレッスンにも対応 |
上記のようにカッティング技術を資格として活用できる講座や、オンラインレッスンをしてもらえる講座など、自身の時間や場所に応じて様々なレッスンを受講できます。
個人でフルーツカービングやフルーツカッティングのレッスンを行っている方もいるので、様々な方から作り方を学ぶことができます。
直接指導は技術が身に付きやすい一方で、受講費用は高額になりやすいため注意が必要です。
指導本を用いて練習
指導本を利用することで、様々な果物のカット方法を自力で学ぶことができます。フルーツカービングやフルーツカッティングの指導本をそれぞれ紹介します。
フルーツ・カービングの教科書
フルーツ・カービングの教科書は、お正月やクリスマスなどの季節のイベントをテーマとしたフルーツカービング作品を紹介しています。
作り方では、手順の写真やイラストを用いた解説でポイントを抑えつつわかりやすく解説しています。
フルーツカッティング(DVD付き)
フルーツカッティング(DVD付き)はフルーツアーティストとして名高い平野泰三氏が著者である指導本であり、フルーツカッティングのテクニックや盛り合わせについて解説しています。
DVDによってナイフの扱い方や果物の動かし方を動画で確認でき、本では伝わりにくい情報をわかりやすく解説しています。
動画サイトを見て学ぶ
YouTubeやInstagramなどの動画でもフルーツカッティングについて勉強できます。
自分が知りたいカットの方法を探す必要がありますが、動画が見つかれば繰り返し確認できるため使い方によっては様々な作り方を学べます。
メリット&デメリットについて
続いて、フルーツカービングとフルーツカッティングのメリット・デメリットを解説します。
フルーツカービングのメリット・デメリット
- 芸術品として展示しやすい
- 画像にしても見栄えが良い
- 細かい作業に集中できる
- 果物とナイフ1本で作れる
フルーツカービングのメリットは芸術品として多くの方に喜ばれやすく、フルーツとしてのカラフルさと洗練された技術のコラボレーションを評価してもらえます。
また、細かい作業が好きな方は没頭して楽しめる趣味としてもおすすめです。
一方デメリットは彫刻された果物は切り分けて食べづらく、果物の日持ちは短いので苦労して作成しても保存できない芸術品になってしまう点です。
また、カービングナイフが必要になる点もデメリットの1つです。
フルーツカッティングのメリット・デメリット
- 食べやすい形で切り分けられる
- 画像にしても見栄えが良い
- 様々な果物と組み合わせて作品が作れる
- 果物とナイフ1本で作れる
フルーツカッティングのメリットは、パーティーなどでカッティングを披露しつつ大人数でも食べやすいように切り分けられる点です。
また、単品の果物でも様々なカッティングの方法を楽しめ、複数の果物を組み合わせればカラフルで見栄えの良い作品を作れます。
一方デメリットは、果物をカットすることで日持ちが短くなる点です。複数人ですぐに食べきれる状況ならまだしも、自宅で様々な種類の果物を使用すると美味しい状態で果物を食べきれない可能があります。
また、リンゴの酸化防止のように見栄え重視で作成した場合は、本来の果物の味わいよりも美味しく感じられない場合があります。
鑑賞できるフルーツを自分で作ってみよう!
今回はフルーツカービングとフルーツカッティングについて解説いたしました。自分の手でフルーツを綺麗にカットして、誰かに喜んでもらえたときの快感はとてもかけがえのない体験です。
興味があればフルーツの飾り切りを挑戦してみてくださいね。
この記事が参考になれば嬉しいです!
フルーツカービングとフルーツカッティングの違いは何?