果物の中には、美味しさとは裏腹に食べづらいと感じてしまうものが多くあります。
皮をむく手間や種を取り除く手間、または特有の香りや味に抵抗感を覚えることもあり、さまざまな要因で食べにくさを感じることがあるはず。
今回は、そんな食べづらい果物たちをランキング形式でご紹介いたします。
今回はドリアンのように、食べづらくても自宅で食べる機会がほとんどない果物は対象外にしています。
食べづらい果物ランキング10選
初めに、食べづらい果物10選を発表いたします。
1位 すいか | 6位 桃 |
2位 パイナップル | 7位 柿 |
3位 マンゴー | 8位 金柑 |
4位 文旦系の柑橘 | 9位 洋梨 |
5位 びわ | 10位 ぶどう |
それぞれの果物の食べづらい特徴と手間を減らす方法について紹介いたします。
1位 すいか
- サイズ大きいと包丁で切りにくい
- 食べる時の種がどうしても邪魔
- 滴る果汁で手が汚れやすい
- 食べ終わった後の片付けも大変
夏の風物詩ともいえるすいかはみずみずしくて美味しいけれども食べづらいと感じる果物です。
持ち運びが重く、包丁で切るのも大変。食べる時も果汁で汚れやすく種が邪魔になります。
加えて、食べ終わった後も残骸の処理や食べきれない分をラップして保存など、最初から最後まで手間がかかり食べづらいと感じやすい果物です。
最近は種無しの小玉すいかなども品種改良されています!
2位 パイナップル
- 果皮が硬いので包丁で切りにくい
- 酸味が強い
- 滴る果汁で手が汚れやすい
- 食べ終わった後の片付けも大変
南国のフルーツであるパイナップルもおいしいけれども食べづらい果物の一つです。
1個丸ごと購入した場合、果皮が硬くて包丁で切るのが大変。調理が終わっても残骸の葉っぱはトゲトゲで邪魔になりやすく、果皮も大きくてゴミを捨てるのに手間がかかります。
甘いパイナップルなら良いものの、とても酸っぱいパイナップルもあるため食べにくい味わいだと感じることも多いです。
スナックパインは手でちぎって食べられるので楽しく食べられます!
3位 マンゴー
- 3枚おろしをするのが難しい
- 香りと味のクセが強い
- 滴る果汁で手が汚れやすい
- 食べ終わった後の片付けも大変
南国フルーツで人気なマンゴーも食べづらい果物です。
まず種を避けながら包丁で3枚に切り分けるのが慣れていないと難しく、種の周りを食べる時は手がベトベトになります。
また、タイマンゴーやペルーマンゴーなどの外国産のマンゴーは香りや味のクセが強く、南国風の香りが苦手な方は食べにくく感じます。
マンゴーの切り方も紹介してますので、自分でカットしたい方は参考にしてみてください!
4位 文旦系の柑橘
- 果皮が厚めで手で皮が剥きにくい
- 酸味が強い
- 果皮の油や滴る果汁で手が汚れやすい
- 食べ終わった後の片付けも大変
文旦系の柑橘(土佐文旦・ザボン・晩白柚など)も食べづらい果物の種類です。
厚い果皮は切れ目を入れないと手で剥けず、包丁で切れ目を入れすぎると果肉を傷つけて果汁で手がベトベトになります。
果皮の油分でも手が汚れやすく、薄皮を剥きながら食べるため食後の片付けもゴミが多くなり大変です。
柑橘独特の酸味も強いことが多く、甘い柑橘が食べたい方にとっては食べにくい果物と言えます。
私のように果物を剥くのが好きな人にお願いするのも一つの手段です!
5位 びわ
- 果皮が薄く切れやすいので剥きづらい
- 剥きづらさに伴って手が汚れやすい
- 種が大きく避けながら食べるのが面倒
びわはほんのりとした自然の甘さとみずみずしさが特徴の果物ですが、とても食べづらい果物です。
果実サイズが小さく、果皮が薄く切れやすいことから非常に剥きづらさを感じます。種の部分が多く可食部が少ないので包丁で切るのも難しく、剥きづらさを感じながら手で食べることがほとんどです。
種を出しながら食べなければいけないのもびわの難点です。
最近では種無し品種の希房なども誕生しています!
6位 桃
- 果皮が薄く切れやすいので剥きづらい
- 滴る果汁で手が汚れやすい
- 当たりはずれが激しい
- 食べ終わった後の片付けも大変
桃は柔らかい果肉とみずみずしい甘さを感じられますが、食べづらい果物です。
果肉が柔らかいため手に持ちながら薄い果皮が剥きにくく、果汁がしたたり落ちてベトベトになりやすいです。
また、甘いものは美味しいのですが、味がしないはずれの桃にも会いやすく甘くない桃は食べづらさを感じます。
桃の食べ方についても紹介しているので参考にしてみてください!
7位 柿
- 種が点在しており包丁で切りにくい
- 種を出しながら食べるのが手間
- 熟して柔らかいものは皮が剥きにくい
- 果汁で手が汚れやすい
柿も場合によっては食べづらさを感じる果物です。
種が密集していないため、包丁で切るときに邪魔になりやすく、食べる時も種を出すのが面倒になります。
また、熟している柿は果肉が柔らかいため皮を剥くのが難しく、剥いた後も周辺がベトベトになり片付けが大変です。
ヘタの部分を取り、熟した果肉をスプーンですくって食べると汚れずに美味しく食べやすいです!
8位 金柑
- とにかく種が多い
- 種付近は酸味が強い
金柑は皮ごと食べられる果物として機能性成分も注目されている果物ですが、食べづらさを感じる果物です。
とにかく種が多く、食べ進めるのが面倒になります。また、種の付近は酸味が強く、食べづらく感じやすいです。
ぷちまるや宮崎夢丸などの種無し品種も登場しています!
9位 洋梨
- 食べ頃がわかりにくい
- 皮が剥きにくい果実の形状
- 柔らかいと果汁で手が汚れやすい
- 食べ終わった後の片付けも大変
ラフランスなどの洋梨も食べづらい果物の一つです。
追熟が必要な果物のため食べ頃がわかりにくく、早くても硬くて美味しくなく、遅いとすぐに傷んでしまう難しさ。
柔らかくなって食べごろが来ても皮が剥きづらく手間がかかりやすい果物です。
気づいたら傷んでいることも多いので、パーラーなどで熟度を見極めた洋梨を食べた方が美味しく食べやすいです!
10位 ぶどう
- 1粒ずつ食べるのが面倒
- 種が邪魔に感じる
- 皮が渋いものは皮を出すのが手間
ぶどうは食べやすい果物でもありますが、種類によっては食べにくい果物です。
種や果皮が邪魔に感じやすく、粒が多いので1粒ずつ食べるのが面倒になります。
人気の高いシャインマスカットは高級ですが、手間無く美味しい粒を丸ごと堪能できます!
食べづらい果物の特徴は?
果物の食べづらさってどういうところだろう?
そもそも、果物のどのようなところが食べづらいのか気になりますよね?
続いては食べづらい果物の特徴について解説いたします。
皮が剥きにくい
果皮が硬いものや果皮が薄くて破れやすいものなど、皮を剥くのが難しい果物は食べづらいと感じやすいです。
また、熟して果肉が柔らかくなった果物も果汁が出てベトベトになりやすく、皮が剥きにくいです。
種を取るのが面倒
すいかや金柑などの種の多い果物は食べているときに邪魔になりやすく、食べづらい果物として感じやすいです。
また、柿やマンゴーのように種があることで包丁を入れにくい果物も、食べるまでの調理で手間がかかります。
強い香りや特有の味
マンゴーや洋梨のように独特の香りや味わいのある果物も食べづらいと感じやすい果物です。
また、柑橘のような酸味の強いものや、渋味や苦味があるものも嫌われやすいです。
片付けが大変
すいかやパイナップルなどの大きいサイズの果物は皮を切った際にゴミが多くなるため、片付けが大変です。
果汁が多い果物もまな板や包丁が汚れて後処理が面倒になりやすいです。
食べづらい果物を食べやすくした加工品は?
食べづらい果物について紹介してきましたが、簡単に美味しく果物を食べられるのであれば楽ですよね。
ここでは食べづらい果物を食べやすくした加工品について紹介します。
カットフルーツ
スイカやパイナップルはゴミが多く出やすいため、カットフルーツは手間なく果物を食べられる加工品として重宝します。
新鮮な果物を手軽に食べられる反面、カットされた果物は鮮度が落ちやすいためすぐに食べきる必要があります。
シロップ漬け
果物のシロップ漬けも手軽に果肉感を楽しめる果物の加工品です。
甘く調味されているので新鮮な味わいではないですが、日持ちがしやすく贈り物に最適です。
ジュース
ジュースであれば果物の美味しさをダイレクトに飲めるので、手軽にフルーツを楽しめます。
果物の果肉感は失われやすいですが、瓶詰のジュースは日持ちしやすいのでギフトにも使いやすいです。
あなたが食べづらいと思う果物は?
今回は食べづらいと感じる果物について紹介しました。
食べづらい果物といっても、品種改良や加工品によって食べやすくなる果物もあり、様々な手段で果物を楽しみたいという願望は素晴らしいものです。
また、食べるまでに苦労するからこそ、果物の美味しさが引き立つのかもしれませんね。
この記事が参考になれば嬉しいです!
食べづらい果物にはどんなものがあるだろう?