【2023年産】さくらんぼの産地&生産量ランキング!上位生産地で有名な品種について紹介!

春から梅雨の時期につやつやと輝くさくらんぼ

パックに入ったその赤い輝きを見てふと思うこともあるかもしれません。

さくらんぼはどこの都道府県で一番生産されているんだろう?

そう思ったあなたに向けて、さくらんぼの生産量ランキングを紹介いたします。

さくらんぼの都道府県別生産量ランキング

初めに、さくらんぼの都道府県別生産量ランキングを発表いたします。

順位都道府県生産量(t)
1位山形13,000
2位北海道1,470
3位山梨897
4位秋田420
出典:農林水産省作況調査(果樹)おうとう収穫量(令和5年産)

さくらんぼの国内全体の生産量は17,300tであり、山形県のみでシェアの7割以上を生産しています。

また、上記の4県のみで生産量の9割占めているため、国内での栽培地域はとても限定されています。

主要産地の特徴と品種について

続いて、さくらんぼの生産量上位3県とそこで生産されている品種について紹介いたします。

1位 山形県(生産量シェア75.1%)

山形県

山形県が日本のさくらんぼを支えています。

山形県は山に囲われた地形により梅雨の期間に雨が少なく、雨に弱いことが特徴のさくらんぼにとって最適な環境が整っています。

東根市・天童市・寒河江市などを中心に栽培されています。

品種収穫時期
紅さやか6月上旬
紅ゆたか6月中旬
佐藤錦6月中旬~7月初旬
紅きらり6月下旬
紅秀峰6月下旬~7月初旬
南陽6月下旬~7月上旬
紅てまり7月上旬~中旬
参考:山形県HP

さくらんぼの主要品種である佐藤錦をはじめ、そこから交配して生まれた紅秀峰・紅さやか・紅てまりなど、様々な品種を栽培しております。

中でも紅秀峰は果肉がしっかりしており日持ちしやすく、食味も良いため贈答用として人気があります。

2位 北海道(生産量シェア8.5%)

北海道では6月下旬~8月上旬にかけてさくらんぼが生産されています。

品種例
  • 佐藤錦
  • 紅ゆたか
  • 水門
  • おりひめの季節
  • 月山錦
  • 紅秀峰
  • 南陽

定番の佐藤錦に加えて、ハート形で可愛らしい水門や深紅の実が特徴的なおりひめの季節などが栽培されています。

また、月山錦は果皮が黄色く珍しい品種であり、贈答用として需要があります。

3位 山梨県(生産量シェア5.2%)

フルーツ王国山梨においてもさくらんぼが栽培されており、さくらんぼ狩りなども行われています。

品種収穫時期
甲斐ルビー5月下旬
富士あかね6月初旬~中旬
高砂6月初旬~中旬
佐藤錦6月上旬~
参考:公益社団法人やまなし観光推進機構HP

山梨県では定番の佐藤錦以外にも暖地で栽培されやすい高砂が主力品種の一つとして栽培されています。

また、山梨県オリジナル品種として、甘味と酸味のバランスが程よい甲斐ルビーや濃厚な味わいの富士あかねが生産されています。

産地や品種を意識すると、味や見た目を比較する楽しみも増えるね!

様々な国産果物の産地ランキング

様々な国産果物の産地ランキング

最後に、様々な国産果物の産地ランキングを紹介します。

果物の種類1位2位3位
いちご栃木福岡熊本
うめ和歌山群馬福井
温州みかん和歌山愛媛静岡
温州みかん
(ハウス)
佐賀愛知大分
和歌山奈良福岡
キウイ愛媛福岡和歌山
茨城熊本愛媛
さくらんぼ山形北海道山梨
すいか熊本千葉山形
梨(西洋梨)山形新潟青森
梨(和梨)千葉茨城栃木
びわ長崎千葉香川
鹿児島
ぶどう山梨長野岡山
メロン茨城熊本北海道
もも山梨福島長野
りんご青森長野岩手
出典:農林水産省作況調査(果樹,野菜)

当然のことながら、都道府県ごとに生産する果物の量は異なっており、中でも和歌山や山梨は様々な種類の果物を生産しています。

ずい

それぞれの果物について解説しているので参考にしてみてください。

【まとめ】さくらんぼの産地の違いを楽しもう!

今回はさくらんぼの生産地について紹介しました。

様々な産地・品種のさくらんぼで弾ける果肉を楽しんでくださいね。

ずい

この記事が参考になれば嬉しいです!

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ずい
「果物系男子の実りある人生」をご覧いただきありがとうございます。 果物が大好きで果物と共に生きてきた私が、果物で彩りのある生活を送る上で参考になる情報をお伝えします。 【経歴】明治大学農学部農学科卒 / 梅干メーカーの営業を経験 / 野菜ソムリエプロの資格取得 / 高級果物の販売業に5年間従事/野菜ソムリエ協会認定果物ソムリエ取得(2023年)